メタトロン波動測定器は、ロシアで誕生し世界中で導入が進んでいる「波動測定器」の名称です。
多くのメーカーが波動測定器を開発し販売していますが、日本向けに製品化した「SAKURA」をはじめ、メタトロンは今もバージョンアップと製品の改良を重ねる、波動測定器のパイオニアとして知られています。
今回は、このメタトロン波動測定器が開発された経緯やデバイスの特徴、測定までの方法、測定器の意義について紹介します。
メタトロン波動測定器とは
波動測定器は、誰もが手軽に自身の体内の「波動」をキャッチできるようにとの想いから開発された機器です。
ここからは、ロシアから世界へと拡大を続けるメタトロン波動測定器のデバイスや特徴についてまとめていきます。
波動測定器の中身
メタトロン波動測定器の一式は、以下のデバイスで構成されています。
- ノートパソコン
- メタトロン本体
- ヘッドギア
- 仮想容器
このうち、メタトロンは測定に必要なものはノートパソコン・メタトロン本体・ヘッドギアの3点。
いずれのデバイスもケーブルで互いに接続し、ヘッドギアを利用者の頭部に装着した状態で測定を開始します(ここで衣類の着脱は一切不要であり、椅子またはベッドの上でくつろぎながら10分程度待機します)。
メタトロン波動測定器はヘッドギアを頭に装着して測定を行いますが、他のメーカーの波動測定器ではヘッドホン/ヘッドセットを装着するものもあります。
※ペット用の波動測定器はペットの体に測定用のアタッチメントを押し当てて計測していくため、頭部用のデバイスは付属しません。
測定器で情報を読み取る
メタトロン波動測定器は、ヘッドギアから極低周波数と呼ばれる微弱な電磁波を利用者の体に流します(安全上の問題はありません)。
その後、全身の周波数情報を読み取り、ヘッドギアを通してメタトロン本体に送られます。
メタトロン本体がそれらのデータを数値化し、パソコンのモニターに出力しながら一覧に起こしていきます。
測定器はあくまで「波動」のチェックをするものなので、波動以外の情報を勝手に読み取ったり、こちらが意図しない情報を抜き取ることはありません。
不安な場合は部位ごとの測定も可能ですが、全身コースを選択すると特定箇所だけを読み取ることはできませんので、測定を行う事業者や店舗に確認をとってください。
読み取った情報をパソコンに表示する
読み取った情報は一覧でパソコンに表示し、画面上でどこがトラブルを抱えている(可能性がある)かを視認することができます。
測定者だけではなく、測定を受ける利用者自身もパソコンの画面を見てすぐに「ここが機能低下している」とわかるので、結果がわかるまで待ち続ける必要はありません。
一般的な健康診断は、身長や体重などその場でわかる結果だけではなく、血液検査や尿検査のように詳しい分析が必要な項目も含まれており、結果が出るまでにブランクがあります。
その点、メタトロン波動測定器ではその場で全身数百~1,000箇所以上もの部位をリアルタイムに測定できるので、ストレスなく健康チェックをしながら病気への予防意識も高めていけるのです。
生体磁場の測定方法
メタトロンは、人体の中に流れる微弱な「生体磁場」を測定します。
生体磁場とは、生体信号の一種であり心拍や脳波、筋肉を動かす運動などさまざまな生体現象によって体内にイオン電流が流れ、それにより生じる磁場のこと。
人間の体内では常に多くの臓器や細胞が活動を行っており、それにともない微小の磁場が発生しています。
「信号」というと神経活動を思い浮かべますが、生体磁場も一種の信号と見て取れるもの。
メタトロンではそれらの微細な磁場を部位ごとに測定するために、ヘッドギアをこめかみに当てて800MHz~4.9GHzの電磁波を出力します。
ここでいう800MHz~2GHzの電磁波については、平成21年に総務省が実施・発表した「電波の医療機器への影響に関する調査結果」で人体に影響がないことが確認されています。
ペースメーカーなどの植え込み型医療機器や植え込み型除細動器については、どちらも20機種以上の市販品で確認をしたところ、影響は確認されませんでした。
参照:「電波の医療機器への影響に関する調査結果 800MHz帯及び2GHz帯CDMA2000方式の携帯電話用小電力レピータの電波が植込み型医療機器へ与える影響に関する調査」
大脳の共鳴と全身の複雑波の計測
ヘッドギアから出力された電磁波は松果体を含む大脳に共鳴し、そこから全身の波(波動)を得てヘッドギアに流します。
ヘッドギアでは、受け取った全身の波を周波数に分解。導き出された周波数の値を、パソコン内にある理想的な周波数の値と比較したうえで、全身それぞれの部位をレベル分けしていきます。
大脳を共鳴させるというのはほとんど聞き慣れない手法ですが、全身のすべての情報が脳で処理されていることを考えると、1ヶ所ずつ測定していくよりも脳の情報をキャッチするほうがはるかに効率的ですね。
データベース上に周波数をリストアップ
レベル分けされた周波数は、「炎症・崩壊性のエントロピー変化」6段階と「増殖性のエントロピー変化」6段階にそれぞれ区分けされ、データベース上にリストアップされます。
約10分少々というわずかな時間のうちに、周波数になった全身のデータが一覧で出力されていくので、どこがどのような状態かが一目で確認できますね。
ただし、古い機種は「炎症・崩壊性のエントロピー変化」6段階のみの表示となっています。
メタトロンの日本向けの最新機種「SAKURA」なら12段階評価が可能で、脳から遺伝子レベルに至るまでの約2,600ヶ所が3D表示&データベース化されて表示されます。
自分の情報を短時間のうちに、より詳細に知りたい場合はSAKURAを導入しているクリニックやサロンを利用することをおすすめします。
理想的な周波数の値と比較する
メタトロンをはじめとする波動測定器は、多くの利用者から集めた周波数の情報から理想的な値を導き出しています。
波動測定器はこの理想値とどの程度離れているかを瞬時にチェックするもので、アナログで一つずつデータを照らし合わせるとたいへんな時間がかかりますが、コンピューターシステムがわずか10分程度で視覚的にモニターに出力します。
私たちは普段、自分の体の中身を細かくチェックすることはできませんし、血液検査や健康診断をこまめに受けることもありません。
波動測定器はそうした視認できない部分まで理想的な値に照らして比較してくれるので、測定者や利用者がストレスなく気軽に健康をチェックできるのです。
波動測定が意図するポイント
ここまでメタトロンの仕組みや測定の流れについて説明してきましたが、そもそも波動測定器はどのような意図をもって開発されているのでしょうか。
早速、波動測定の基本的な考え方について確認していきましょう。
非侵襲で測定ができる
血液検査は血液を採取しなければ分析にかけることができません。そのため、肌に注射針を刺して、その先から血液を抜き取ります。
血圧は圧力を診るものなので、腕などの測定部分に圧をかけなければなりません。圧をかけるために、血圧計を装着し一定のレベルまで膨らませて腕に力をかけます。
これらの測定方法はいずれも痛みや不快感を伴うもので、血液検査については組織を壊す「侵襲性」があります。
侵襲性のある医療行為には、感染症や傷をつくるといったリスクがあります。そのため、看護士や医師などの医療関係者は細心の注意を払って測定にあたらなければなりません。
一方波動測定器には侵襲性が一切なく、衣類も着脱せずそのままの状態で測定が可能です。
年齢・性別・居場所に関係なく測定ができる
外出中や外出先、またはどこかで横になっている状態でも、波動測定器があれば全身のデータがチェックできます。
年齢や性別も一切関係がないので、非侵襲・着脱不要とあわせて非常に敷居の低い測定方法と言えるでしょう。
たとえば波動測定器を車に載せて、どこかに持ち運んでもOK。自宅や店舗に居なければならないというわけではありません。
もちろん測定中はヘッドギアを動かさないように(こめかみ部分に電磁波を当てるので、そこが動かないようにします)しなければなりませんが、それ以外の拘束は一切なくリラックスした姿勢がとれます。
レントゲン撮影は向きや位置取りをしっかりと固定しますが、波動測定にそのような制限はありません。
データの蓄積により精度が向上する
波動測定は一人でも多くの利用者に使ってもらうことでその精度を高めることができます。
たとえば、健康ではない人が波動測定を受けて全身のデータを計測したとき、そのデータしか登録されていなければ周波数の理想値は理想的な数値ではなくなります。
一人でも多くの人のデータが登録されれば、「健康な20代女性」「健康な30代女性」のように年齢に応じた理想値が算出可能になり、国や人種ごとの比較も容易になるでしょう。
今後さらにデータが膨大なものとなれば、波動医学の信憑性や科学的な実証にも繋がっていくのではないでしょうか。
波動測定器を利用する意義
血液検査は普段目に見えない血液の状態を知り、健康診断は自分の体の状態を正確に数値で把握できるものです。
それでは、波動測定器を使用する場合どのような意義や意味があるのでしょうか。
東洋医学への関心が高まる
メタトロンなどの測定器が開発される際、「未病をいち早くキャッチし、対処する」という考えを説く東洋医学がベースになりました。
東洋医学とはインドや中国のように古い歴史をもち、古くからの伝統的な医療を守り続けてきた東の地域の医学全般を指します。
東洋医学というと、漢方=中国を想像しやすいのですが、日本をはじめアジアの国々がそれぞれ異なる視点から医学を伝承しており、それらをすべて含んだものが東洋医学として括られています。
従来の医療は対症療法が中心の西洋医学が主流であり、東洋医学は民間療法や一部の病院に取り入れられるだけで、あまり注目はされてきませんでした。
しかし波動医学が身近なものになるにつれて、未病を自主的にケアするという東洋医学への関心が徐々に高まってきています。
将来的には、未病を正確に予知し一人ひとりが自分の健康に向き合えるようになると考えられますが、波動測定はまさにその導入に役立てられていると言えるのではないでしょうか。
健康への意識が高まる
食事・運動を続けて健康になれるとわかっていても、健康状態というのはなかなか意識できないもの。
やはり体重や血圧のように、目に見えるかたちでなければ自分の体の状態を正確に把握することは難しいのではないでしょうか。
体の中は普段目に見えませんし、常に同じ状態というわけではないので、刻々と変化する状況をこまめにチェックしなければなりません。
波動測定器を使えば、測定時の状態はすべてモニターに一覧表示されます。1日置き・1週間置き・1ヶ月置きまたはそれ以上の間隔をあけて測る方法も選べます。
いずれにしても自分の体に興味がもちやすくなるという点で、健康への意識が飛躍的に高まることは間違いありません。
誰かと一緒に測定を受ければ、その人の健康にも気遣えるようになりますから、健康というものを深く考える機会も得られることでしょう。
量子学と医学の融合
波動という存在を測定技術に取り入れるためには、まだ未解明な部分も多い量子学を基礎にしなければなりませんでした。
開発者であるネステロフ博士は物理学を研究するかたわら、医学博士として「体内をどのようにして測定するか」を考え続けてきました。
波動という存在は1980年代より前に提唱されていたものの、振動を計測し周波数として出力するプロセスについては技術が追いつかなかったため、長らく開発途中にあったのです。
その難解なプロセスを、電磁波やコンピューターデバイスの使用によって解析できるようにしたものが波動測定器なのです。
今後も改良の余地は数多く残されていますが、量子学と医学を融合させ、そこに東洋医学の考え方も組み合わせるという、まったく新しい測定技術と言えます。
さまざまな分野に利用できる
波動測定器を使用することで、人間だけではなく家畜の健康チェックやアスリートの体調管理も可能になります。
たとえば家畜が原因不明の体調不良に苦しんでいたら、波動測定を実施して病気や未病の可能性を診断し、その結果を元に対応策を考えたり、獣医師と連携して対処にあたったりすることができますね。
病院は患者さんが病気にならなければ投薬や手術などの対処ができませんが、「未病」状態であれば本格的な治療の前に自分自身で(または家族や第三者が)ケアをして回復を目指せます。
プロスポーツ選手やアスリートのように激しい運動をしている人は、日々の厳しい体調管理によって健康を損ねることがないように波動測定を組み合わせるのが有効です。
厳しい食事制限によって体を壊していないか?あるいは、運動やトレーニングが体の組織に負担をかけすぎていないか?など、把握しておきたい体の情報も波動測定を通じて視覚的に押さえておけます。
他にも寒冷地や工場など極限的な環境にいる人の体調を把握するために波動測定を利用したり、世代別の未病の部位や原因を特定したりと、いろいろな使い方ができるのではないでしょうか。
健康管理への恐怖心の低減
「健康管理」と聞くと、病院での健康診断や人間ドックを受けたり、自分で毎日体重計や血圧計を使ったりするイメージを思い浮かべるかもしれません。
健康を常に一定レベルで維持していくのは大変な作業ですが、血液検査のように腕に針を刺す侵襲性の高い測定方法は、それ自体に恐怖や不安感がつきまとうものです。
しかし波動測定器にそうした不安要素は一切なく、ヘッドギアをこめかみに当てた状態でしっかりと頭部に装着するだけで測定が始められます。
血液検査は狙い通りに注射ができないケースもありますし、「打ち間違い」もまれに起こりますが、痛みやトラブルのリスクが一切存在しない波動測定は、健康管理への敷居を下げて恐怖心も低減させてくれます。
世界的に注目を集める波動測定器
波動測定器は今までにないアプローチで人間の複雑な体の中をチェックできるデバイスであり、宇宙飛行士の健康測定を目的に開発された当初から大きな注目を集めています。
すでに世界約50ヶ国以上で波動測定器が導入され、個人や一般家庭への導入も進んでいる現状、今後さらに注目が集まっていくと考えられます。
波動測定器の基礎になっている波動医学の将来性にも期待がもてますし、将来さらに科学的な裏付けや技術革新が進めば、今以上に扱いやすく確実な精度のデバイスに生まれ変わることでしょう。