精油とは、植物の花や葉、樹皮や根などから抽出された天然のエッシェンシャルオイルのことで、その植物の持つ香り成分が凝縮されて含まれています。
それぞれの香りが持つ性質や働きで精油を選んで、香りを楽しみながら、心や体のケアをしたりストレス解消やリラックス効果を得る方法を『アロマテラピー』と言います。でも、実は精油のもたらす効果は、嗅覚で感じる香りによるものだけではないのです。
精油の持つ固有のエネルギー(波動)を活用することで自分自身の波動を高めて、毎日の生活に今よりさらにハッピーな変化を起こす秘密をお伝えしていきます!
1、精油についておさらい
植物から抽出された天然成分由来の、純度100%のオイルだけが、本来は「精油(エッシェンシャルオイル)」と呼ばれます。市場には、合成香料や化学成分を混ぜて作られたオイルや、天然成分100%でも品質的にアロマテラピーで使用するグレードに満たない類似品も多く販売されています。品質の低い精油は直接体に塗ると皮膚に炎症を起こしたり、純度が低いために本来の効果を得られない場合があるので、選ぶ際には十分注意しましょう。
◇ 精油の基礎知識
安全に楽しんでいただけるよう、精油の基礎的な知識については<前編>にまとめています。ぜひ、選ぶ際の参考にしてください。
*香りだけじゃない!精油で波動を高めて、毎日の幸福度を上げる秘密
https://chakra-care.com//metatron/aroma1/
◇精油の効果
(1)香りの効果
香りの成分は、植物が産出する揮発性の油です。それぞれの植物が部所ごとに特有の芳香を持っています。精油が私達の心や体に作用するには、体のどこから取り込まれるかによっていくつかのパターンがあります。
●鼻から
鼻から吸い込んだ精油の分子は、香りの情報が電気信号に変えられて、脳の中枢部へ送り込まれます・本能的な欲求や情動、記憶と結びついている大脳辺縁系が、香りの情報を判断し、快・不快といった感情や過去の記憶などをおこさせます。
また、それぞれの香りの成分に対応して、神経科学伝達物質(ホルモン)が分泌されることで、神経を鎮静してリラックス効果や、痛みの緩和、幸福感が生まれることが医学的な研究で明らかにされています。
●呼吸(肺)から
呼吸で吸い込まれた精油の香り分子は、肺の粘膜や毛細血管を通過して血流にのって全身を巡り、体の各部所に変化や影響を与えます。
●皮膚から
マッサージなどの精油を皮膚に塗る「トリートメント法」では、血行を促進し、さらに精油の作用を高める効果があります。
(2)薬理効果
日本ではアロマテラピーは医療行為としては認められていませんが、「代替(だいたい)医療」として、リラクゼーションの目的だけでなく、心や体の不調や機能改善を目的として医療や福祉の現場で導入されています。
(3)波動の効果
この地球上のすべての物は固有の振動数(周波数)を持っています。精油も、それぞれ独自のエネルギー(波動)を持っています。アロマテラピーで使用できる品質の精油の周波数は非常に高いと言われます。
同じ波動同士は同調する性質があるので、高い波動を持つ精油に触れることで、私たちの波動もオイルに同調して高まります!純度と波動の高い精油は、体だけでなく、心、そしてエネルギーとしての私たちの体に作用します。
2、<実践編>波動を高める精油の使い方
精油の香りとエネルギーを楽しむにはいくつか方法があります。品質の低い精油を使うと皮膚などにトラブルが起きる場合もあるので十分注意しましょう。
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芳香浴(ほうこうよく)
精油の香り成分を空間に広げて楽しむ基本的な方法です。「アロマディフューザー」や「アロマランプ」など、水蒸気や熱を利用して香りを拡散する専用の道具もあります。拡散することで部屋全体の波動も上がります。
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トリートメント
精油を「キャリアオイル」と呼ばれる植物油に混ぜ合わせて、マッサージオイルを作ることができます。(精油の原液は、直接肌につけると刺激が強いので必ずキャリアオイルで薄めてから使います)精油の香りを吸いながらのマッサージは、深いリラックス効果があります。血行がよくなり、美肌効果や老廃物の排出、筋肉を和らげるなど、体はもちろん心にも高い効果が期待できます。
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吸入法
洗面器にお湯を張ってそこに数滴精油を落として、立ち上る香りを吸い込む方法です。専用の道具も不要で、手軽に楽しむことができます。鼻や口から直接取り入れることで、精油の持つ薬理効果が作用しやすくなります。例えばユーカリやペパーミントの精油を使えば、鼻づまりや喉の痛みを和らげることができます。
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手作りコスメ
化粧水やクリーム、入浴剤など、精油を使って手作りコスメを作ることができます。自然素材で作るコスメはお肌も優しく整えてくれます。つける度に香りによる癒し効果を得られます。
他にも、お風呂に数滴垂らして入浴したり、タオルに含ませて湿布をするなどたくさんの使い方があります。使う場所や目的に合わせて、適した方法を選びましょう。ぜひ、いろいろ試してみてください。
3、精油の種類と期待できる効果
精油(エッセンシャルオイル)は香りの特徴によって大きく7つのグループに分けられます。グループごとの代表的な精油と、特徴、効果についてまとめました。
1フローラル系 | |
香りの特徴 | 甘く華やかで、優しくフェミニンな香り |
どんな時に? | 心配や不安を和らげたい時 |
効果 | 生理不順やPMSなど婦人科系症状の改善、筋肉痛の緩和、美肌効果、リラックス効果 |
代表的な精油 | ゼラニウム、ラベンダー、カモミール、ネロリ、ラベンダー、ローズ、ジャスミンなど |
2 柑橘系(シトラス系)柑橘系 | |
香りの特徴 | 柑橘系の果物をベースにした爽やかで甘い香り |
どんな時に? | すっきりと気分を明るく、前向きにしたい時 |
効果 | リフレッシュ効果、安眠効果、胃腸の調子を整える、湿疹など肌トラブルの改善、虫よけ効果 |
代表的な精油 | オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、レモン、、シトロネラなど |
3 ハーブ系(ハーバル系) | |
香りの特徴 | 薬草由来のスッキリとした香り |
どんな時に? | 頭をクリアにして、気分をシャキッとしたい時 |
効果 | 緊張の緩和、気管支炎や風邪、喘息など呼吸器系の症状の改善、頭痛や筋肉痛、肩こりなどの鎮痛作用 |
代表的な精油 | タイム、バジル、ペパーミント、ローズマリー、クラリセージ、フェンネルなど |
4 樹木系(ウッディー系) | |
香りの特徴 | 森の中にいるようなウッディー調の爽やかな香り |
どんな時に? | ストレスを解消して、リラックスしたい時 |
効果 | 集中力アップ、リラックス・鎮静効果、安眠効果、せきや気管支炎の症状緩和、婦人系のPMSや更年期の症状の緩和 |
代表的な精油 | シダーウッド、ローズウッド、ユーカリ、パイン、サイプレス、ジュニパー、ティートリー、ヒノキなど |
5 スパイス系 | |
香りの特徴 | 刺激的でスパイシーな香り |
どんな時に? | 落ち込んだ気分を活性して、積極的な気持ちになりたい時 |
効果 | モチベーションアップ、血行促進、冷え性の改善、食欲増進 |
代表的な精油 | クローブ、シナモン、ジンジャー、ブラックペッパー、コリアンダー、カルダモンなど |
6 樹脂系(バルサム系) | |
香りの特徴 | 独特の深みのある重くて甘い香り |
どんな時に? | 心を安定させ落ち着かせたい時 |
効果 | マッサージや瞑想時の誘導、アンチエイジング効果、傷跡や妊娠線の回復、ストレス緩和、安眠効果など |
代表的な精油 | フランキンセンス(オリバナム、乳香)、ベンゾイン(安息香)、ミルラ(没薬)など |
7 エキゾチック系(オリエンタル系) | |
香りの特徴 | エキゾチックで濃厚な官能的な香り |
どんな時に? | 神経を落ち着かせて感情のバランスを整えたい時 |
効果 | 鎮静効果、肌ケア効果、ホルモンバランスの安定、婦人系のPMSや更年期の症状改善、食欲抑制 |
代表的な精油 | イランイラン、サンダルウッド、パチュリ、ベチバー、ロータス |
いろいろ試して選ぶのも楽しみの1つのです。自分の好みにぴったりの精油をみつけましょう!
4、より効果が期待出来る精油の選び方
精油を選ぶ時は、香りをかいでしっくりくるもの、いい気分になるものを選びましょう。体はその時に必要な精油を知っているので、感覚に委ねて心地よさを基準に判断してみてください。感覚に自信のない人は、波動測定器を使うと、今のあなたの心や体のエネルギーの状態を整えてくれる精油がわかります。
また、アロマテラピーをする前とした後の測定結果を比べてみると、その精油が体のどの箇所に働いて、感情にどんな変化があったか、ヒントを得ることができます。
*波動測定器についてはこちらの記事で詳しく知っていただけます。
→ https://chakra-care.com//chakra/chakra-metatron/
[まとめ]
香りと波動の相乗効果であなた自身や場のエネルギーをよりよく整えてくれる精油の使い方、参考になりましたか?まずは何か1つお気に入りの精油を手に入れて、実際にいろいろためしてみましょう。
大切なのはあなたが「心地よく感じるかどうか」です。リラックスするほど、波動も高まります。さらにに自分にあった精油を選びたい時やアロマテラピーを受けた後の体の変化を知りたい時には、波動測定器などを活用するのもおすすめします。精油でのセルフケアで、どんどん毎日の幸せ度をアップしていきましょう!