2018年2月23日に劇場公開され、現在でも自主上映され続けている映画「リーディング」
この記事ではリーディングという映画で描かれている世界観やメッセージについてお伝えしています。
この映画の中では、現在でも治療が困難とされている乾癬や認知症、癌、アトピーなどについて体系的にまとめて提供されている「エドガー・ケイシー療法」についての内容や体験談、そして人が幸せに生きるための在り方などについても語られています。
1、エドガー・ケイシーの「リーディング」とは?
「リーディング」という映画はどんな映画なのか?
まずは、予告編の映像をご覧になっていただくとイメージがしやすいかと思います。
わたしは「リーディング」というタイトルを見て、スピリチュアルなことを語る内容なのか?と思っていました。
しかし、実際に観てみると、エドガー・ケイシーが行ってきたリーディングのほとんどは「病気の治療法」でした。
(晩年には相談者の前世や、地球の歴史についても語られているようです)
映画の構成としては、最初にエドガー・ケイシーとはどんな人だったのか?
何故「リーディング」を行うようになったのか?という経緯をドラマとして再現しています。(ちなみにエドガー・ケイシーの役はセイン・カミュが演じています)
そして、「リーディング」で語られた病気の治療法をまとめて体系化した「エドガー・ケイシー療法」で、今現在でも難病や癌などの病から回復した方々の体験談が語られています。
最後は、病を治すということだけではなく人類が目指すべき「恩寵」の中で生きるという在り方へのメッセージで締めくくられています。
そうした内容の中でも印象的だったのは、エドガー・ケイシー療法で、乾癬や癌など現代医療では治療が難しい病気から実際に回復された人たちの体験談でした。
乾癬やアトピーは皮膚そのものではなく腸に原因があると考え、映画の中では食事療法とひまし油湿布で状態が良くなる事例をいろいろ紹介しています。
病気に関してエドガー・ケイシー療法が一貫して伝えている考え方は、「CARE」という考え方です。
【循環・C】 血液・リンパ液からなる体液の循環
【同化・A】食べた物を適切に消化吸収すること
【休息/休眠・R】体を充分に休めること
【排泄・E】 体内の老廃物を適切に排泄すること
リーディングという映画では、現代医療とは異なった病気のメカニズムを語っており、さらに人が幸せに生きる在り方についての問いかけをしています。
2、エドガー・ケイシーのリーディングのスタイル
エドガー・ケイシー自身は、最初からリーディングをしたかったわけではありません。
映画の中で再現されていますが、簡単にリーディングが生まれた流れをお伝えします。
きっかけはエドガーが青年期の時に失語症になってしまったことでした。
病院では治らないと言われた失語症。
しかし、当時限られた人だけが行っていた催眠療法なら効果があるのではないか?ということで、地域で催眠療法を学んでいた男性から催眠療法を受けることになります。
催眠状態で「何故声が出ないのか?」「声が出るのはどうしたらいいのか?」に対してエドガー・自身が「その答えを語る」ことが出来たのです。
けれども、催眠から覚めたエドガー自身は「リーディング」で語った内容を全く覚えてはいませんでした。
催眠状態であれば、どんな問いにも答えられることに着目した催眠療法を学んだ男性は、エドガーの能力が使えると思い、病気に悩む人たちから「リーディング」の依頼を受けるようになったのです。
その後、この催眠誘導を行っていた男性はエドガーの能力を悪用するようになり、エドガーは理由の判らない頭痛に悩まされるようになります。
その為に、それ以降はエドガーを催眠状態に導く役割は妻になりました。
3、エドガーケイシー療法とは
エドガー・ケイシー療法では前出の通り、
【循環・C】 血液・リンパ液からなる体液の循環
【同化・A】食べた物を適切に消化吸収すること
【休息/休眠・R】体を充分に休めること
【排泄・E】 体内の老廃物を適切に排泄すること
ということを原則にしています。
その中で、血液・リンパ液からなる体液の循環を良くするために「食事療法」を進めています。
映画の中で、興味深かったのはアトピーや皮膚疾患がある人についての見解です。
エドガー・ケイシー療法では、アトピーや皮膚疾患がある人は腸壁が薄いと考えられていて、ナス科の野菜と悪が強い野菜は避けたほうがいいと言っています。
皮膚の疾患なのに、原因が腸にある、というのが意外でした。
実際に、その後アトピーの女性にこの話をした所、「だからわたしはナス科(ナスやトマト)が苦手なのかも?」と言っていました。
また、効果的に野菜のビタミンの吸収を高めるためには同時にゼラチンを摂ると良いと紹介されていました。
そして、「排泄」の部分で推奨されているのが「ひまし油湿布」です。
ひまし油湿布とは、日本でも昔から工場の機械油として使われてきた「ひまし油」という油を、オーガニックのフランネル生地に吸わせてヒーターで右の腹部から背中にかけてヒーターで温めながら湿布をする、というものです。
「THE READINGS」で、このひまし油湿布で、重篤な症状を訴えていた人たちがケアされた体験を語っています。
他にも「排泄」として「腸内洗浄」というのを推奨していますが、肛門から溶液を注入して大腸を直接洗浄するというのはちょっと抵抗を感じました。
日本エドガー・ケイシーセンターで「コロニクス(腸内洗浄)」についてのサンプルデータが公開されています。
この中で、腸内洗浄はひまし油湿布よりも多くケースで有効とされているけれど、実際に腸内洗浄を行う人は多くないことが残念であるというようなことが書かれています。
コロニクス(腸内洗浄)とはいかな
る健康法か
https://edgarcayce.jp/?sample_pdf&f=ECCJOPP-0007
4、日本でのエドガー・ケイシー研究の第一人者である光田秀さん
映画の中で、エドガーの人生や、エドガー・ケイシー療法の解説をしているのは、NPO法人日本エドガー・ケイシーセンターの会長である光田秀さんです。
彼は、20才の時にエドガー・ケイシーの「リーディング」に出会いました。
リーディングの内容に衝撃を受け、日本にエドガー・ケイシーの叡智を伝えようと考えたそうです。
光田さん本人が動画でその経緯と情熱を語っていらっしゃいます。
エドガー・ケイシーセンターでは、病院での治療は受けているものの、結果が思わしくない方からの問い合わせを受けて、エドガー・ケイシーが残した膨大な「リーディング」を検索し、相談に応じています。
光田さんはエドガー・ケイシーについての講演会や、エドガー・ケイシー療法についてのワークショップなどもされています。
NPO法人日本エドガー・ケイシーセンターの活動については、こちらのホームページをご覧ください。
まとめ
日本エドガー・ケイシーセンターでは、病院で診断を受けて治療を受けているけれども、症状の改善が思わしくない方から問い合わせがくるとのこと。
エドガー・ケイシーの残した病気の治療についての身体についてのリーディングは9,605 件残されています。
現代医療で改善が難しいと感じる方は、そのリーディングに残された対処法を求めて連絡をしてくるのです。
催眠状態で語ったことという、とても不思議な状況で導き出された心身のケアの方法。
しかし、科学は現実に起こることのすべてを解明できているわけではありません。
実際に、エドガー・ケイシー療法でケアを行って、状況が変わった方が映画の中で体験を語っています。
もし、健康に対して不安や課題があるとしたら、一度エドガーが残したリーディングの対処法を目にしてみても良いかもしれません。
ケイシー療法の実例
https://edgarcayce.jp/?frc02