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食欲の秋 食べたいものが多すぎる!? どうせ食べるなら健康になる食材を食べよう

投稿日:2021年11月15日 更新日:

秋と聞くと、スポーツの秋、芸術の秋などと並び食欲の秋が出てきますよね。夏が終わり自然界にも色見が深くなってくる秋は、多くの食材にとって収穫期に当たります。私たち人間などの生物にとって、夏場の暑さの峠を越えて、これか来る厳しい冬に向けての準備期間となります。秋は夏に崩した体調を整える時期、冬に向けてエネルギーを蓄える時期で、本能的に栄養を求めるのですね。

そんな実りの秋に食べたい食材は数えきれないほどありますが、どうせ食べるなら健康にいい食材を食べたいですよね!?秋に食べたい、健康にいい栄養素・食材を見ていきましょう。

実りの秋にとりたい栄養素~グアニル酸~

グアニル酸という名前を聞いたことがありますか?アミノ酸の中でも、うまみ成分として知られるグルタミン酸・イノシン酸の仲間で、キノコ類に豊富に含まれています。しいたけを代表としてキノコ類は秋を代表する味覚ですが、特に干しシイタケに豊富に含まれています。うまみ成分でグルタミン酸と同時にとることでうまみの相乗効果がでることは有名です。

うまみ成分が強い食材を上手に使えば、塩の過剰な味付けをせずとも十分においしく食べられることから、健康にいい料理に役立ちます。グアニル酸はうまみ成分としての効果が有効ですが、実はその他にも健康に役立つ効果があります。それは、血中コレステロール値を下げる効能や、動脈硬化の原因になる血小板凝集を抑制する効果があります。そのため、グアニル酸は動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防硬化が期待できる栄養素です。美味しくて健康にいい、ぜひ積極的に摂取したい栄養ですね。

実りの秋にとりたい栄養素~食物繊維~

食物繊維は健康にいいイメージが強いと思います。秋の味覚の代表格、さつまいもなどのイモ類に豊富に含まれています。食物繊維は、胃酸で分解されず小腸でも吸収されないため、大腸まで到達する栄養素です。そのため、大腸内で便秘解消などの整腸作用があることで知られています。実際にはそれだけではなく、血糖上昇を穏やかにする効果、血中コレステロール値を下げる効果などその他の効果も証明されています。

戦後間もない頃の日本人は、穀物・イモ類・豆類などをよく食べていましたが、徐々に食の欧米化がすすみ摂取量が減っています。食物繊維は肉や魚には含まれていないためです。食べなくても命に関わる栄養素ではないですが、摂取することで間違いなく健康になれます。ぜひ秋に積極的に摂取したい栄養素の一つです。

実りの秋にとりたい栄養素~DHA・EPA~

一度は見たことあると思いますが、DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる栄養素です。これらは人間が体内で合成することが出来ず、食事から摂取する必要のある必須脂肪酸の一種です。特に魚の油に多く含まれており、秋の魚であるサンマや、秋にとれる秋サバなどの青魚に豊富に含まれています。同じサバやサンマでも、秋などの水温が下がってくると時期にとれる魚には脂がのっているため、より多く含まれています。

DHAは食べると頭がよくなると聞いたこともあるかもしれませんが、人間の脳や目の網膜を構成する成分で、血液脳関門というブロックを突破して脳に直接栄養素として機能できる数少ない栄養素です。逆にEPAは脳内にはほとんど存在せず、中性脂肪を低下させる作用が強いです。これらは記憶力や集中力の維持にも効果があると知られたため、頭がよくなるという言われ方をしました。食物繊維と同様ですが、日本人で摂取量が減っている栄養素の一つでもあります。脂ののった秋のサンマやサバは美味しいですよね、ぜひ秋に積極的に取りたい栄養素です。

秋に旬を迎える食材 ぜひ食べたい食材

日本の四季になぞらえて栄養を表す興味深い表現に、「春は苦味、夏は酸味、秋は甘味、冬は厚味」というのがあります。秋の食材は、生物にとって厳しい冬に向けてエネルギーを蓄えるための食材でもあり甘味が強いことも特徴です。夏の疲れを癒し栄養を蓄えるために胃腸を整える作用を持った食材や、寒い冬に向けて免疫力を高めてくれる食材など、豊富な栄養をもった旬を迎える食材が、海の幸・山の幸ともにたくさんあります。今回はその中でも代表的なものをいくつかご紹介させていただきます。

秋に旬を迎える ぜひ食べたい食材~柿~

柿は秋を代表する果物の一つですが、「柿が色づくと医者が青くなる」といわれるほど栄養価の高い食材です。秋に旬を迎える柿は、夏場のさっぱりとした果物に比べて、甘味の強い果物ですよね。柿の健康効果には、コレステロール低下作用や免疫力増強作用、美肌効果、二日酔い予防効果などがあります。含まれる栄養素は食物繊維やビタミンA、ビタミンB群、葉酸などが豊富ですが、その中でもビタミンCは抜群に多く、あまり知られていませんがみかんやレモン果汁よりも多く含まれています。柿を一つ食べれば、厚生労働省の定める食事摂取基準の1日量を満たしてしまうくらいです。秋に旬を迎える柿は栄養豊富で、様々な効能も期待できます。ぜひ積極的に摂取したい食材の一つですね。

秋に旬を迎える ぜひ食べたい食材~秋サケ~

秋に旬を迎える海の幸には、戻りガツオ、サンマ、秋サバなども挙げられますが、今回は秋サケを紹介したいと思います。鮭は、川で生まれた後に海へ下り、大きく成長してから再び川へ戻ってくるという回遊魚で、古くから日本で食されていたという記録があります。鮭は年中スーパーに並んでいますが、秋サケは産卵前で身に脂が少ないため、低カロリー高たんぱくで栄養豊富な魚です。サンマやサバと同様にDHA・EPAも豊富に含まれていますが、中でもビタミンDとビタミンB12は特に豊富に含まれている栄養素です。

ビタミンDは体内ではリンやカルシウムの吸収を促進する働きがあり、これが骨密度を挙げる作用をもったりするため、骨粗しょう症などに効果がある栄養です。ビタミンB12はビタミン類中でも貧血に効果があるもので、葉酸と協力し赤血球の中にあるヘモグロビンの生成を補助する作用があります。秋サケで特に注目してほしい栄養成分はアスタキサンチンで、アスタキサンチンは鮭の身の赤色を構成する色素です。ただこれには細胞の酸化を抑制する抗酸化作用がつよく、この抗酸化作用がビタミンCの薬6000倍とも言われます。体内の活性酸素を除去することで、心筋梗塞などの原因になる動脈硬化や、がん、体の老化予防に効果があります。豊富な栄養とその健康効果はすごいですね、ぜひ秋に食べたい食材の一つです。

秋に旬を迎える ぜひ食べたい食材~さつまいも~

秋のイモと言えばさつまいも、ほくほくの食感とねっとりした甘さが最高です。さつまいもは、食物繊維とビタミンCが豊富です。整腸作用のある食物繊維は日本人に不足しがちな栄養ですし、熱に弱いビタミンCがさつまいもには熱に強い形で保存されています。その中でもサツマイモに特徴的な栄養素は、ヤラピンです。サツマイモを切ると断面から白い粘性の高い液体がしみだすと思いますが、これがヤラピンです。

皮がある状態で染み出すと徐々に黒いタール状になります。ヤラピンは便を柔らかくする効果や、腸の蠕動運動を促す効果があり、サツマイモに含まれている食物繊維と相乗効果を得て便秘に効果があります。さつまいもを食べるとおならがでる・便秘が解消すると言われていたのは、このヤラピンと食物繊維のおかげで腸蠕動が活性化されたからです。ビタミンやミネラルも豊富ですし、ぜひ秋の旬に食べたい食材の一つです。

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波動量子機器メタトロンを使うと、体に合う・合わない食品が一覧で確認ができます。

詳しくは下記の記事をご参照ください。

「カンタンに自分に合う食べ物、合わない食べ物をチェックする方法」」

波動量子機器メタトロンに関しては「こちら」をご参考ください。

まとめ

食欲の秋と言われるくらい、美味しい旬を迎える食材が多くなる季節ですので、ここに挙げた食材以外にも多くの健康にいい食材があります。夏の暑さでためた疲労を取り除き、来る厳しい冬に向けて体調を整えたい時期です。どうせ食べるなら食材の特徴や、栄養素の効果などご自身でも調べると、健康になるための気づきがあるかもしれません。健康になるために上手に秋の味覚をとりいえて、食欲の秋を存分に楽しんでくださいね。

  • この記事を書いた人

Masa

現役臨床医のMasaです。消化器外科・総合診療医として地域中核の総合病院に勤務中。 【保有資格】医師免許・外科専門医・腹部救急認定医 【経歴】 大学卒業後、外科医として臨床経験を積み、現在は消化器外科・総合診療医として、がん治療(手術・抗がん剤・緩和治療/看取り)を中心に、幅広く内科疾患・救急疾患の診療をしています。また、往診や訪問診療もしており、若年者から高齢者・老年医療まで広く対応しています。

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