セルフケア

『フィトセラピー(植物療法)』を楽しむ5つの方法 植物の力をかりて体も心ももっと元気に!

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自然がくれる「おくすり」の力
『フィトセラピー』をひとことで言い表すと、そんな風に伝えることができるかもしれません。

*《前編》では、『フィトセラピー(植物)』について概要や歴史、どこで学べるかをまとめました。
『植物療法(フィトセラピー)』って?植物のホリスティックな力を活用したセルフケア法
→ https://chakra-care.com/self-care/phytotherapy/

《後編》では、さらに詳しくフィトセラピー(植物療法)の具体的な方法と活用のしかたをお伝えします。

1、フィトセラピー(植物療法)とは?

フィトセラピー(植物療法)とは、植物全体、または葉、根、実、種子などの各部位の薬理効果を利用して、人間が本来持っている「自然治癒力」を引き出して、病気や体の不調を整える療法です。ヨーロッパでは、医療現場でも使われています。(日本では医療行為として認められていません。)

飲む、食べる、肌につける、香りを嗅ぐ、マッサージするなど様々な用法で取り入れることができます。五感を通じて体へ直接アプローチする他に、心の状態や感情に作用して自律神経を整えたり、体を調整していくという特徴があります。

◇ フィトセラピー(植物療法)基礎知識

私たち人間は長い歴史のなかで、植物が作り出すさまざまな植物化学成分(フィトケミカル)を利用して、病気の予防や健康維持、美容などに役立ててきました。『フィトセラピー』を体系化したのはフランスで、1980年代にパリの国立大学で「植物療法学科」が設立され、公認のフィトテラピー治療師の国家資格を持つ専門家が医療の現場で治療に参加しています。

フィトセラピーを日常的に取り入れる方法は、さまざまです。ハーブやアロマテラピー、漢方、アーユルヴェーダ、森林浴や、園芸まで、植物のパワーを利用した療法すべてがフィトセラピーです。

◇ どんな作用が?

植物が作り出すさまざまなフィトケミカルを利用して、私たち人間は病気の予防や健康維持、美容などに役立ててきました。
フィト=『植物』、ケミカル=『化学成分』
植物は、太陽光線や虫や細菌などの害から自らを守るため「対抗する成分」を作り出します。この植物性化学物質を『フィトケミカル成分』といい、近年フィトケミカルの抗酸化力などが人の生体調節機能に深く関わっているとして注目され、その働きが科学的にも裏づけられてきています。

フィトケミカル成分には以下のような働きがあります。

詳しくは、《前編》にまとめています。
→ https://chakra-care.com/self-care/phytotherapy/

①自然治癒力をサポートする

②抗酸化力

③解毒力

④多成分

 

2、フィトセラピーの用法と効果

日常にも取り入れやすい、代表的な用法をいくつかご紹介します。

●嗅ぐ

(1)アロマテラピー

植物から抽出した『精油(エッセンシャルオイル)』を用いて、体や精神の不調の改善、美容や健康維持のために役立てる「芳香療法」です。
精油は植物の香り成分を抽出した希少なエッセンスです。花や葉、果皮、根などを蒸したり、皮を搾ったりして抽出します。いくつもの「芳香成分」の混合体で、成分の一つ一つに薬理的な作用があります。

マッサージや湿布によって皮膚から吸収された精油の成分は血液を通り、全身へ。または、呼吸によって鼻から脳神経系・呼吸器系へ取り込まれ、体や心に作用します。リラックス効果や、痛みの緩和、幸福感が生まれることが医学的にも証明されています。血行を促進し、自律神経を整える効果もあります。

●飲む

(2)バッチフラワー(『フラワーエッセンス』)

『フラワーエッセンス』は、花のエネルギーを水に転写して作られます

フラワーエッセンスを体系づけたのは、イギリスの著名な細菌学者で、ホメオパシーの医師でもあったエドワード・バッチ博士です。患者の訴えに耳を傾けるうち、病気の本当の原因は感情や心の乱れにあると考えたバッチ博士は、野生の植物に心や感情を癒す不思議な力があることに注目し長い年月をかけた研究の末、38種類からなるバッチフラワーレメディを完成させます。1930年代に世界で初めてフラワーエッセンスを使った療法を確立しました。現在ではイギリスはもとより、世界の60カ国以上の国で販売され、一般の人々から医療関係者までに愛用されています。

精神と肉体の繋がりに作用するフラワーエッセンスは医薬品のように身体的な病気や病状に直接作用するものではありません。花の持つエネルギーが、感情に働きかけ、乱れた心を整えてバランスを取り戻すことによって、癒しを導きます。日本ではメンタルケアとして使用されています。

その時の感情に合わせてエッセンスを選び、直接口内にふくむか、飲み物や食べ物に数滴たらして飲みます。フラワーエッセンスは遮光瓶に入ったものが市販されているので購入することができます。

(3)ハーブティ

「ハーブ」とは薬用または芳香性の高い植物の総称です。乾燥させたハーブを煮出してお茶として飲みます。ハーブの種類によっていろいろな色や味、香りが楽しめます。単一のハーブを使ったシングルハーブティーと複数のハーブを飲みやすく美味しく調合したブレンドティがあります。

健康食品としても注目されるハーブティは、気分をリラックス&リフレッシュさせる効果だけでなく、体の中を整え綺麗にしたり(デトックス)、心の悩みを解消するサポートをもしてくれます。

古来から中国では「草本茶」「花草茶」といって薬用として飲用されていました。また、古代ギリシャの医師は、医療で活用して数千ものハーブの治療法を残していたそうです。ハーブの効果は、飲み続けることで現れてきます。持続して飲むうちに、少しずつ体質に変化を感じられます。手軽に取り入れられるので、自分に合ったハーブティーを見つけてリラックスタイムを楽しみたいですね。

●塗る

(4)ハーブチンキ

ハーブをアルコール度の高いウォッカやホワイトリカーに浸して、有効成分を抽出した凝縮液「ハーブチンキ」と呼びます。

お湯や水では抽出できない成分が溶け出すので、ハーブを一度に効率よく取り入れることができるのが大きな魅力です。

(引用:サントリーウェルネスonline
https://www.suntory-kenko.com/contents/enjoy/herb/advise01.aspx

作り方もこちらのサイトで↑詳しく解説されています。

日本人にはあまり馴染みのないものですが、アメリカやヨーロッパではドラッグストアなどでも買うことができて、家庭でも日常的に使われているのだそうです。

できたチンキは肌に塗ったり、薄めて飲んだり、外用内用どちらでもさまざまに活用できます。

化粧水として直接塗ってお肌の手入れや手作りコスメの材料としても。洗面器に数滴たらして足湯や手湯をしたり、入力剤、湿布薬としても使えます。ハーブの種類によっては効能を利用して、虫除けスプレーやうがい薬などを作ることもできます。あたためたミルクやお湯に加えて飲むと深くリラックスできます。お菓子作りの材料としても。

アルコールの殺菌作用があるので冷暗所で1年ほど保存できます。簡単に作ることができるので、手軽に生活に取り入れてハーブの効能を楽しみたいですね。


●触れる

(5)アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダとは、世界3大医学の一つ、インド・スリランカで生まれた5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学です。

横になって額にオイルを垂らす施術のイメージが強いですが、あちらは『シローダーラ』と呼ばれるアーユルヴェーダの療法のひとつ。体のケアの手法としてオイルマッサージや食事療法などで、人間が本来持っている自然のエネルギーのバランスを整えて、体全体を癒します。アーユルヴェーダでは人間の体は自然のエネルギーから構成されていると考えられていて、オイルマッサージでは過剰なエネルギーを溶かして体内の浄化・バランスの調整・デトックスを行います。

数百種類から選び出したハーブを何時時間もじっくり煮込んで、植物のエキスとオイルを混ぜ合わせた、肌なじみの良いアーユルヴェーダオイルを作って使用します。

ボディケアはアーユルヴェーのごく一部です。体だけでな、心や生き方を見つめて整えるのがアーユルヴェーダの奥義と言えます。

 

日常の生活に取り入れやすい5つの手法をご紹介してきました。

他にも、薬膳、森林セラピー、園芸などフィトテラピー(植物療法)の用法は広範囲におよびます。

穀物や野菜、果物を食べること自体が、一番シンプルなフィトセラピーの方法。毎日の中で少し植物のパワーを意識しながら暮らすことで、その効果を受けることができるようになります。

 

[まとめ]

植物には、人間にははかり知れない不思議な力があります。


自然の「おくすり」
の力は、実は植物たちが自らを外敵から守ったり、生命を維持して種を残すために生み出したエネルギーの作用です。植物たちからその力を少しかりると、私たち人間の体や心にも同じように働いて、自然治癒力が高まり、セルフメンテナンスやセルフケアの効果が生まれます。

植物を「利用する」のではなく、自然からの恵みを分けてもらう、エネルギーを使わせてもらう。そんな風にフィトテラピーに向きあって、毎日の生活に取り入れていけたらいいですね。ぜひ、試してみてください。

 

 

  • この記事を書いた人

natuko

日本大学芸術学部文芸学科(卒業) 某企業プロモーションチーム所属 セールスライター

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